
独学でWeb制作を学んで、フリーランスになりたいと思っていても、はたして未経験でクライアントを満足させるようなポートフォリオを作成して仕事を得ることができるのかは、誰しも悩むところです。ここではどのようなポートフォリオサイトを作ることが良いのか、より簡単に早く知りたい人や、実際にポートフォリオサイトを公開するためのレンタルサーバーの選び方について説明します。
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ポートフォリオサイトの基本を押さえる
ポートフォリオサイトって、なんとなくわかるけど、うまく説明できない人が実際多いです。簡単に言うと自分が作ったWebサイトのことで、クライアントに見てもらうためのものです。仕事を得るためにアピールするためのものですので、そのことを念頭に置いて作らなければなりません。
難しそうですが、まずはこの大切なポイントをしっかり押さえておかなければ、やみくもに頑張っても良いポートフォリオサイトは出来上がりません。また、実績がないからとプロフィールがなくてはクライアントもせっかく良いポートフォリオサイトで依頼したいと感じても、不安になってしまいます。
ポートフォリオサイトは名刺や履歴書の変わりのようなものでもあります。独学で学んだことでもしっかり伝えればアピールポイントになります。過去に作った作品がある場合はまとめで載せても良いですが、過去のものばかりでなく、必ず最新の作品も置いておくことが重要です。
その場合、各作品についてこだわった点などの説明を入れておくとより伝わりやすいものになります。
誰にでもできる!テクニックなしのポートフォリオサイト作成

そうは言っても、未経験でしかも独学で学んだのにそんなものが作れるのか、そう不安に思うのが普通です。参考にしようと有名なWebデザイナーのレベルの高いポートフォリオサイトを見てしまっても、自信をなくさなくても大丈夫です。
ポートフォリオサイトになによりも必要なことはシンプルな見やすさであったり、伝えたいことがはっきりしていることです。学んだ基本をしっかりおさえながらまずは仕上げることが大切です。もしもこれからWebデザインを学ぶ教科書を探しているのなら、実際に作成していく形式の本を選ぶと流れも理解でき、完成したときの満足度があるので、やる気も湧いてきます。
試行錯誤していくうちに、どんどんレベルアップして行きます。最初は自己満足なものでも、次第にクライアントが望むものを考えられるようになります。スキルがすでにいくつかある人はそこをしっかり説明し、使用できるツール・言語などはぜひ書いておくべきです。
忘れがちなのが意外に連絡先の書き忘れです。メールアドレスやSNSアカウントなど常に確認がすぐできるものを載せておくと良いです。SNSと連動させておくことは大きなプラスになります。フォロワー数に自信がある人は使わない手はないでしょう。
知りたい!なぜか案件を受注できるポートフォリオサイト
Webサイトを見ていて、確かに格好良いサイトだけれど、どこか使いづらいと感じることがあります。うまくトップページに戻れない、探しているメニューが見あたらないなど、いくらデザインの優れたサイトでも、クライアント目線で考えると、とても依頼したいとは思えないはずです。
制作しながら最も考えなくてはならないのはこういった点です。その基本さえしっかり把握しておけば、自然となぜか案件が舞い込むポートフォリオサイトが完成するはずです。作りながら疑問に感じた点は修正しながら、お手本にしたいところだけを真似すれば質の高いものになります。
テクニックよりも、万人が見やすいと感じる構成にすることが大切です。また、対象となる顧客層を想定しているのならば、具体的に何をどう狙ってどの層にアピールしたいのか練り込んで作るとより明確なものになります。
その上で、使用する素材、サイトデザインを構築すればクライアントへの強いアピールになります。
いよいよポートフォリオサイト公開!初めてでもすんなりできる?
頑張って制作したWebサイトが完成!感動もひとしおですが、公開しなければ意味がありません。ネット上にアップロードするやり方も、フリーランスである以上、必要な作業です。ポートフォリオサイトを公開するやり方で最もおすすめなのは、レンタルサーバーへアップロードするやり方です。
アップロードというと難しい、手続きが不安と考えてしまいがちですが、あらゆるクライアントに見てもらえる可能性があります。漫画を描いている人が原稿を持ち込むよりも、Web上で公開するほうがより多くの人に見てもらう可能性が格段に上がるのと同じことです。
難しい印象とは言っても、実際にレンタルサーバーと契約する作業が煩雑というだけなのですが、実際に手順を初心者向けに説明してくれているサイトもたくさんありますので、手順通りに進めば難しいこともなく、初めての人でもすぐに出来る程度のものです。
アップロード作業は身に付けておいて損はしませんので、頑張って挑戦することをおすすめします。
失敗しないレンタルサーバーの選び方

ポートフォリオサイトをアップロードするためには、サーバーとドメインが必要です。つまり保存するために必要なサーバー(家)と、そのサーバーがあるドメイン(住所)という意味です。大切な作品を公開するためのものですから、レンタルサーバー選びは慎重に行いたいです。
信用のおける人気の会社を選んでおくと間違いがないです。レンタルサーバーを利用するとドメインもレンタルしてくれますし、面倒な初期設定やトラブルサポートも対応してくれるので、その点も便利です。独自ドメインやドメインの種類などもあらかじめ決めておくと良いです。
ドメイン取得にも料金がかかりますが、高いものではありません。料金についてはもっとも気になる所ですが、ポートフォリオサイトの公開だけであれば、容量もそれほど大きくないので低料金プランでも十分です。将来的に高単価の案件を受注するときに備えてプランを考え直すのも良いです。
初期費用が無料のレンタルサーバーなどや、長期契約だと月額の料金が安くなるところもありますので、いくつか検討して選ぶと良いです。
自社サーバーとレンタルサーバーの違いをハッキリとさせてから使い始めよう
初心者でも成功するポートフォリオサイト、知っておきたいことまとめ
ここまでで、ポートフォリオサイトがクリエイターを目指す方にとって、いかに大切なものであるかということが分かったと思います。良い作品を作ればそれで良いというものではなく、それを公開し、仕事を得るためのアピールを行わなければ良いクライアントを得ることはできません。
未経験の方でも、最後までポートフォリオサイトを作り上げて公開すれば、大きな夢の一歩になると思います。